あなたをがんで失いたくない

メタロ・バランス(Metallo-balance)は、血液中の微量元素の濃度バランスを解析することにより、

がんが発症している可能性(がんリスク)を判別するまったく新しいがんリスクスクリーニング検査です。

メタロ・バランス(Metallo-balance)がんスクリーニング検査とは?
血液中の亜鉛など17種の微量元素濃度を測定し、健康な人とがんである人の
微量元素濃度のバランスの違いを統計学的手法で解析することで、
現在がんであるリスク(可能性)をスクリーニング(ふるい分け)評価し、
自覚症状が出る前・より早い段階でのがんの発見を目的とする全く新しいがんリスクスクリーニング検査です。
メタロ・バランス検査の特徴
1.僅か6mlの採血で、男性6種類、女性9種類のがんを同時に検査できます。
男性
大腸がん、胃がん、肺がん、前立腺がん、すい臓がん、肝臓がん
女性
大腸がん、胃がん、肺がん、乳がん、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、すい臓がん、肝臓がん
2.早期のがんにも対応した検査です。 3.採血のみの簡便な検査で、事前準備も一般的な採血と変わりません。
『血中微量元素を用いた新たな「がんリスク」スクリーニング法の開発』
-メタロ・バランスー
元神奈川県立がんセンター がん予防情報研究部部長 岡本 直幸
日本亜鉛栄養治療研究会「亜鉛江栄養治療」Vol.10 No.1 2019 掲載論文
(上のボタンよりPDFにて読むことができます)

メタロ・バランス検査の原理

株式会社レナテックでは、「体調に変異を来すと血清中の微量金属元素濃度が変化する」という学説をもとに、
がんにおいても微量金属元素濃度が変化するに違いないとの仮説を立てました。

そして共同研究先の千葉県がんセンター研究所および神奈川県立がんセンター臨床研究所から提供された「がん罹患者」「健常者」の血清を使って、 がん罹患時に変化する微量元素を特定する(Zn, Cu, Fe, Se, P, Mg, Rb, Moなど)と共に、
微量元素濃度を安定的に低コストで測定する技術を確立したものです。

メタロ・バランス検査は、受検者の方の血液中の微量元素等の濃度をがん罹患者のものと比較解析することで、
その類似度合いをもって、がんを発症している可能性(がんリスク)とするものです。

微量元素を測定する理由

太古の昔から雨は陸に降り、地中の金属を中心とした微量元素を溶かし、海に流れています。

そうして蒸発と降雨を繰り返した海には、微量元素が濃縮されました。

地球上の生物は海から生まれ、ヒトは魚類、両生類、哺乳類、類人猿の時代を経て進化しました。

私たちは、ヒトの体の中、特に血液には故郷である海の元素がすべて残っており、
ヒトは微量元素をアミノ酸や蛋白 などと結合させ免疫機能として利用しているのではないか⋯⋯

そして、がんなどの病気になると免疫機能が活性化されるため微量元素のバランスに変化が生じるのではないか⋯⋯

私たちは、このような仮説を立て、日夜実証研究に取組んでおります。

がんリスクスクリーニング検査とは

がんリスクスクリーニング検査とは、検査時点におけるがんの可能性(がんのリスクがどのくらいあるか)を調べる検査のことをいいます。

がんの有無を直接調べ診断する検査ではありませんので、
確定診断のためにはCTやMRIなどによる精微な画像診断、細胞を調べる生検等が必要となります。

メタロ・バランスがんリスクスクリーニング検査では、健康な人とがんに罹患している人の
微量元素濃度のバランスの違いを測定テーブル化し、それと被検者のものとを比較することにより、
その類似度合い等によりがんである確率を0.0〜10.0の数値(MBスコア)でお知らせいたします。数値は高いほど、がんであるリスクが高いことを意味します。

MBスコアによるリスク度合いを判断する目安として、0.0〜2.4を「A判定」、2.5〜4.9を「B判定」、5.0〜7.4を「C判定」、7.5〜10.0を「D判定」に分類し、お示しいたします。

それぞれの判定の捉え方は以下の通りです。

A判定 がんとの類似性が極めて低いと認められることから、がんリスクも一般より低いと評価されます。
B判定 がんとの類似性が低いと認められることから、がんリスクは一般的な人と同程度と評価されます。
C判定 がんとの類似性が若干認められることから、がんリスクも低くはなく、若干注意が必要と評価されます。
D判定 がんとの類似性がいくつかの点で認められることから、がんリスクも相応に高く、注意が必要と評価されます。

メタロ・バランス検査の精度

検査の能力・精度はAUCで判断

スクリーニング検査の能力・精度を表すのにROC曲線が用いられます。

ROC曲線は縦軸に検査の感度、横軸に検査の(1-特異度)をプロットしたグラフです。

感度とは患者を当てる確率、特異度は健康な人を当てる確率のことです。

ROC曲線グラフ

このROC曲線が①の赤の線に近づくほど良い検査と言えます。

このROC曲線の下部の面積をAUCと言い0~1の間で変動しますが、面積が大きいほど優れた検査法とみなされます。

ちなみにグラフ①, ②, ③に対応するヒストグラムのイメージは次のようになります。

グラフ①のように、検査値ががん患者と非がん者の間で完全に分かれる場合は最高精度の完全な検査と言えます。
この場合のAUCは1となります。

逆にグラフ③のように、両者が全く重なる場合は、
両者の区別がつかないわけですから全く意味のない検査であり、AUCは0.5となります。

*ROC:receiver operator characteristicの略

*AUC:area under the curveの略

国立がんセンターの研究との比較
(NEDOホームページより引用)

大腸がんスクリーニングでの比較

国立がん研究センターでは、現在使われている大腸がんのマーカーはAUCが0.669または0.622であるため、
これを改善・向上させる研究として、大腸がん患者の血液中に存在する疾患に特異的なエクソソーム(注1)を迅速に検出することで、
早期診断につながる画期的検査法を開発した、との
ニュースリリースが2014年4月にありました。AUCは0.820とのことです。

一方メタロ・バランス検査の大腸がん検査では、AUCが男性で0.94です。

このようにメタロ・バランス検査では、遺伝子等を利用した最先端の検査技術と
同程度の検査能力・精度が十分に期待できるのです。

(注1)細胞から分泌される小胞のこと

MB検査における各判定ごとのリスクの程度

MB検査における各判定ごとのリスクの程度は以下の通りです。

例えば、男性の大腸では、A判定でも3,000人に1人はがんが見つかることを意味します。また、D判定でもがんが見つかるのは20人に1人であり、逆に言えば19人は精密検査をしてもがんではないと判断されることを意味します。

私たちの想い

「もっと健康に気を付けていれば⋯⋯」

「もっと早く見つけることができていれば⋯⋯」

「もっと検査料が安ければ⋯⋯」

「もっと痛くない検査であれば⋯⋯」

私たちはボランティアとしてがん患者の支援を行うNPO法人で長年活動してきました。
そうした中で多くの後悔の言葉に接し、不幸を見てきました。

死亡率第一位が「がん」であるにも関わらず、がん検診率 では先進国中低位にある日本。

この状況を何とか変えたくて、私たちが従前培ってきた技術が
半導体で培ったどんな小さなものでも正確に測定できる技術が何か役立つのではないか、
との思いから5年前より多くの方に支援をいただきながら挑戦し続けています。

私たちは、がんスクリーニング検査には、費用負担が軽い、身体的苦痛がない、精度が高いこの3つを
必須要素であると考え、メタロ・バランス検査の確立・普及に邁進してまいります。