微量元素を測定する理由

太古の昔から雨は陸に降り、地中の金属を中心とした微量元素を溶かし、海に流れています。

そうして蒸発と降雨を繰り返した海には、微量元素が濃縮されました。

地球上の生物は海から生まれ、ヒトは魚類、両生類、哺乳類、類人猿の時代を経て進化しました。

私たちは、ヒトの体の中、特に血液には故郷である海の元素がすべて残っており、
ヒトは微量元素をアミノ酸や蛋白 などと結合させ免疫機能として利用しているのではないか⋯⋯

そして、がんなどの病気になると免疫機能が活性化されるため微量元素のバランスに変化が生じるのではないか⋯⋯

私たちは、このような仮説を立て、日夜実証研究に取組んでおります。

がんスクリーニング検査とは

がんスクリーニング検査とは、何の症状もない段階でがんの可能性があるかどうか(がんのリスク)を調べる検査のことをいいます。

がんの有無を直接調べ診断する検査ではありませんので、
確定診断のためにはCTやMRIなどによる画像診断、細胞を調べる生検が必要となります。

メタロ・バランスがんスクリーニング検査では、健康な人とがんに罹患している人の
微量元素のバランスの違いを測定テーブル化し、それと被検者のものとを比較することにより、
その類似度合い等によりがんである確率をリスク判定としてA, B, C, Dの4段階でお知らせします。

A:普通の方より低いリスク

B:普通の方のリスク

C:普通の方よりも高いリスク注意が必要なレベル

D:普通の方よりもかなり高いリスクがん精密検査推奨レベル

ただ、被検者の生まれながらの特異性や食事を含む生活習慣、
病気や事故による投薬等が類似度合いに影響を与える状況も排除はできません。
よってリスク判定がAであっても、がんに罹患していないとは言い切れませんし、逆にDであっても、
必ずがんに罹患していることを意味するものではありません。

メタロ・バランス検査の精度

検査の能力・精度はAUCで判断

スクリーニング検査の能力・精度を表すのにROC曲線が用いられます。

ROC曲線は縦軸に検査の感度、横軸に検査の(1-特異度)をプロットしたグラフです。

感度とは患者を当てる確率、特異度は健康な人を当てる確率のことです。

ROC曲線グラフ

このROC曲線が①の赤の線に近づくほど良い検査と言えます。

このROC曲線の下部の面積をAUCと言い0~1の間で変動しますが、面積が大きいほど優れた検査法とみなされます。

ちなみにグラフ①, ②, ③に対応するヒストグラムのイメージは次のようになります。

グラフ①のように、検査値ががん患者と非がん者の間で完全に分かれる場合は最高精度の完全な検査と言えます。
この場合のAUCは1となります。

逆にグラフ③のように、両者が全く重なる場合は、
両者の区別がつかないわけですから全く意味のない検査であり、AUCは0.5となります。

*ROC:receiver operator characteristicの略

*AUC:area under the curveの略

国立がんセンターの研究との比較
(NEDOホームページより引用)

大腸がんスクリーニングでの比較

国立がん研究センターでは、現在使われている大腸がんのマーカーはAUCが0.669または0.622であるため、
これを改善・向上させる研究として、大腸がん患者の血液中に存在する疾患に特異的なエクソソーム(注1)を迅速に検出することで、
早期診断につながる画期的検査法を開発した、との
ニュースリリースが2014年4月にありました。AUCは0.820とのことです。

一方メタロ・バランス検査の大腸がん検査では、AUCが0.977(注2)です。

乳がんスクリーニングでの比較

乳がん検診のマンモグラフィーAUCは、0.906とのこと。メタロ・バランス検査の乳がん検査ではAUCが0.916です。
このようにメタロ・バランス検査では、マンモグラフィーと同等の精度で乳がんのスクリーニングが可能です。

このようにメタロ・バランス検査では、遺伝子等を利用した最先端の検査技術と
同程度の検査能力・精度が十分に期待できるのです。

(注1)細胞から分泌される小胞のこと (注2)微量元素測定の前処理をアルカリで行った場合の2017年3月時点での数値

メタロ・バランス検査臨床研究への
参加申し込み

次ページへ進むと表示される各フォームに入力し
インターネット上でお申し込みを完了できます。