メタロ・バランス検査を受ける上での前提条件について

メタロ・バランス検査(以下「本検査」といいます。)を受ける方(以下「受検者」といいます。)は、以下の各号に規定する事項を十分に理解し、同意したうえで本検査を受けるものとします。

  1. 本検査は、血中に含まれる17種類の微量元素等を測定し、その濃度バランスをコンピューターで解析して、がん罹患者の濃度バランスと比較することにより、その類似度合いをもってがんリスクの度合いを評価するものであり、がん種ごとにリスク度合いに応じてAからDに分類してがんリスクの評価結果とするものであること。
  2. 本検査は、受検者ががんに罹患している可能性を評価するものであり、受検者ががんに罹患しているか否かを確定的に判断するものではないこと。したがって、本件サービスにおいてAとリスク評価された場合であってもがんに罹患していないとは言い切れないこと、また、Dとリスク評価された場合であってもがんに罹患している確率は、もっとも確率の高い男性の大腸がんで1/11程度、もっとも低い確率である女性の子宮体がんで1/300程度であること。
  3. 本検査は、採血時点でのがんリスクを評価するものであり、受検者の生涯に渡るがんリスクを評価するものではないこと。
  4. 本検査は、20歳から80歳までの日本人を対象として開発された検査サービスであり、日本人以外の方の検査結果は参考情報にすぎないこと、また、日本人であっても長期間(直近1年以上)海外で生活していた場合の検査結果も同様に参考情報にすぎないこと。
  5. 受検者がメタロ・バランス検査の対象者要件のいずれかを満たさない場合には、がんリスク評価結果に重大な影響を及ぼすおそれがあるため本検査を受けられないこと。にもかかわらず本検査を受けた場合は、がんリスク評価結果は参考情報にすぎないものであること。
  6. 受検者は、以下の疾患にかかっている場合には、がんリスク評価結果に影響を及ぼす可能性があること。
    【部 位】【影響を及ぼす可能性のある疾患】
    【大腸】大腸ポリープ、大腸炎、過敏性腸症候群
    【胃】胃ポリープ、ピロリ感染症、胃・十二指腸潰瘍、機能性胃腸症
    【肺】肺炎、肺気腫、慢性気管支炎
    【前立腺】前立腺肥大、前立腺嚢胞
    【膵臓】膵炎
    【肝臓】肝炎、肝硬変、胆石症
    【乳】乳腺症、乳腺炎、乳腺繊維腺腫
    【子宮・卵巣】子宮筋腫、子宮内膜症
  7. 受検者は、採血をした血液が溶血等の理由で検査不適合と判断された場合、改め採血を行う必要があること。
  8. 受検者が検査における食事・飲み物の制限に関するルールを順守しなかった場合、がんリスク評価結果に影響を及ぼす可能性があること。
  9. 受検者が授乳期間中に本検査を受けた場合、乳がんのリスク評価に影響を及ぼす可能性があること。
  10. 当社は、本検査サービスにおいて、検診・診察・診断・治療その他のいかなる医療行為も行わないこと。
  11. 当社は、本検査サービスで提供されるがんリスク評価結果について、その有用性、適合性、完全性、正確性、安全性、合法性、最新性及び真実性等を保証するものではないこと。